ウ イルスの代表として
「T4ファージ」をご紹介。
T4 phageの模式図
T4ファージはウイルスとしては複雑な構造をしていて、
その形状はまるで無人探査機のようなやつ。
大きさは 200 nm(ナノメートル)。
大きさは、大腸菌(宿主)がラグビーボールだとすると、
T4ファージはピンポン玉くらい。(約1/10)
小さすぎて光学顕微鏡じゃ見えないけれど
これでもウイルスとしてはT4ファージは大きい方なんです。
✳︎ウイルスは1930年代に電子顕微鏡が開発されてようやく見えるようになった。
✳︎ウイルスは小さいものでは数十nmから、大きいものでは数百nmのものまで存在している。
ちなみに、1 nm(ナノメートル) = 0.001 μm(マイクロメートル)で、
1μm(マイクロメートル) = 0.001 mm(ミリメートル) です。
さて、T4ファージに驚いたというより、
ウイルスそのものについて驚いたことを書いておこう。
以下↓
■ウイルスは栄養を摂取することがない。
■ウイルスは一切の代謝を行わない。
■同じ種類のウイルスは全く同じ形・大きさをしている。
✳︎だから結晶化できる。
■ウイルスは自己複製能力をもつ。
✳︎細胞に寄生することによってのみ複製できる。
あんた何者???
結晶化できるなんてのは物質の特徴。
全く同じ形・大きさなんてのもロボットとか工業製品のようだ。
しかも代謝を一切行わないってねー。
呼吸もしないし、排泄すらしないんだよーーー!
唯一、生物らしいところが自己複製能力をもつというところだけど、
これだって単体だと何もできないオブジェ状態。
しかも細胞に寄生するといっても、
ウイルスがフリーパス許可証をもっているような感じで、
ウイルス自身が何かをするというより、
寄生される側が 招き入れてしまうシステムらしい。
ウイルスは生きているのか!?
ウイルスはロボットなのか!?
その答えがこの本に書いてあった。
→ 生物と無生物のあいだ (著者:福岡 伸一)
(この本は父の日に親父にプレゼントしました。「永久保存版写真集 平凡パンチ 甦れ、アイドルの時代」と一緒に 笑)
結局のところ、、、
ウイルスは
生物と無生物の
あいだにいる存在。
いまだに
2ちゃんねるネタ【宇宙のスケール】がスゴい!〔前編〕
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