サイズ比較。レゴブロックの大きさを検証してみた

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レゴ(LEGO) 社名の由来は「よく遊べ」

ゴ(LEGO)といえば
ブロックおもちゃの王様。

 
レゴはデンマーク生まれで社名の由来は 
デンマーク語で「よく遊べ」という意味らしい。 

すでに基本特許も切れているというのに 
いまだ他の追随を許さず世界中の人々に愛されているレゴ 

ブロックおもちゃの中でトップというだけでなく、玩具界のトップであるマテル社を売り上げで抜いたというからいまや、世界の全おもちゃメーカーの頂点に君臨するのがレゴ社だ。 

出る杭は打たれるというけど 
出すぎた杭は打たれないのかもしれない — 



ブロック玩具4種類のサイズ比較

ういう我が家には 
レゴの他、ブロック玩具が何種類かあります。 

レゴ(LEGO)、デュプロ(LEGO)、ダイヤブロック(カワダ)、ナノブロック(カワダ)という感じで4種類。 

 

各ブロックを大人の手のひらに乗せるとこんな感じ

デュプロ(赤いブロック)の際立つ存在感! 
そしてナノブロック(黒)はホント小さい。 
黄色いのがレゴ、青いのがダイヤブロックです。  

各ブロックのサイズ(ざっくりサイズ。凸部含む)

■デュプロ 
■レゴブロック 
■ダイヤブロック 
■ナノブロック
:長辺64mm × 短辺32mm × 高さ24mm 
:長辺32mm × 短辺16mm × 高さ11mm 
:長辺32mm × 短辺16mm × 高さ15mm 
:長辺16mm × 短辺 8mm × 高さ 5mm

 
オモテ側 
 
左からデュプロ、レゴブロック、ダイヤブロック、ナノブロック

ウラ側 
 
スタッド(凸部分)がレゴは低く、ダイヤブロックは高い。
ウラ側の構造にも大きな違いがあります。また、素材も異なります

 

ウラ側の構造の違い(チューブ構造と二重バネ構造)

■デュプロとレゴはチューブ構造(円筒形の構造) 
ピタッっとブロック同士がはまりズレにくい仕様。この構造のおかげでデュプロとレゴには互換性があります。 
素材:ABS樹脂(硬く、表面に光沢がある)

 

■ダイヤブロックとナノブロックは二重バネ構造 
2枚の板がバネの働きをするのでブロックがはずしやすい仕様。ただし、ダイヤブロックとナノブロックに互換性はありません。 
素材:ダイヤブロックがスチロール樹脂(やや柔らかく表面はマット) 

 
 

デュプロはレゴの2倍のサイズ

 
レゴとデュプロには互換性があるのでブロックを混在させて遊べます 
✳︎ただし、人形など互換性のないパーツも存在します 

デュプロブロック1個に対し、レゴブロック4個で同じ大きさになります 
なお、デュプロはブロックの角が少し丸くなっているので安心 
 
レゴ デュプロ ぞうさんのバケツ 7614 (新バージョン)  

 

ミニフィグ(人形)の大きさもこんなに違う

 
左:レゴのミニフィグ(高さ約40mm) 右:デュプロのミニフィグ(高さ約67mm)
*あまり見かけませんがダイヤブロックの人形は高さ約42mmです

 

局、子供にはどのブロックがオススメなのかというと 

 
1歳ならデュプロ 
2歳なら、まだデュプロ 
3歳ならデュプロかダイヤブロック(成長が早いならレゴも選択肢に) 
4歳ならダイヤブロックかレゴブロック 
 
ナノブロックは、年長さん、小学生になってからという感じです

 
ナノブロック 雛人形 NBH_100  

 
ゴブロックの優れている点は品質の高さ、互換性、パーツの種類、ミニフィグと呼ばれる人形の豊富さなどダイヤブロックを凌駕している面がたくさんありますが 

唯一、ブロックのはずしやすさはダイヤブロックに軍配があがります(ウラ側の二重バネ構造によるもの) 

 

当然といえばそうなんですが 
はずしやすいから遊びやすい! 

 
diablock BASIC 250  
 

 
ですので、うちのコはキャラクターに興味がないor興味をもたせたくないというならばダイヤブロックという選択肢もあると思います。しかも日本製。 
追記:ナノブロックにはポケモンやドラクエなど日本発のキャラクターが登場しています。国内で人気のキャラクターものは今後も増えていきそうです。
 
逆にディズニーやスターウォーズ、アメコミ系など海外のキャラクターが好きだとか、デュプロですでに遊んでいるという場合は互換性があるので、レゴでいいと思います。

 

なお、レゴには固くてはずせないという声に応えて誕生した「ブロックはずし」という便利な道具もあります。ボックスセットなどには初めから付いている場合が多いです。

ブロックはずし  

 

4歳でデュプロからレゴに移行

ちの場合は息子が4歳になるのを機にレゴに移行。これは完全にスターウォーズ関連のレゴが目当てでした。 

当初は息子がデュプロに慣れてきて、ようやく作る楽しさを知った感じがしていたので、デュプロからレゴへの移行はブロックのサイズが急に小さくなるので大丈夫かなぁ?と少し心配していたんですが「スターウォーズだ!やったー!」と、なんの問題もなく受け入れてくれたので一安心でした。でも、なかにはいると思うんです。「ブロックが小さくなるとむずかしそう、、、だからデュプロがいい」って言うコもね。そういう場合はキャラクターで釣ってみると上手く移行できるかもしれません笑 

  
レゴ スター・ウォーズ ドロイドの脱出ポッド 75136  

男の子へのおすすめはスターウォーズのシリーズ

 
レゴ ディズニー・プリンセス エルサのアイスキャッスル 41062  

女の子ならディズニーのアナ雪シリーズがおすすめ

 
 

その後に感じたことも書いておきますが、子供はキャラクターものが好きだけれど、そのうち壊してデタラメなオリジナル作品を作り始めます。そして、親がオリジナル作品を作ってみせることも重要です。10個くらいのパーツでクルマっぽいモノを作るとかでもいいんです。子供にはそれがヒントになる。ホントに大事なのは説明書どおりに作れることではなくて、無から自分で想像してなんでも作れるんだ!ということを知るということだからね。親も一緒に遊んで楽しみましょう。

 
 

追記: 
4歳になりたてでレゴに移行したときは説明書もよく見ようとせず、パパ作ってーということが多かったんですが、4歳半を超えた現在は説明書を見て理解して自分で組立てられるように成長しました。例えば、7歳~12歳向けのレイのスピーダー(75099)もほぼ一人で作ることができました。

 
子供の脳は吸収がはやい。まだ無理だから出来そうなものを、、、という親のやさしさはいらないのかもしれません笑 

 

これで話は終わりますが、、、 

 
いや終わらないんだ 
 
こ  れ  が 

 
 

マニアックなサイズの話

ここから本題といいますか、ちょいとマニアックな 
レゴブロックのサイズの話になります 

今回、レゴブロックの大きさについて調べてみたのだけれど、すごいことに気づいてしまった(かも知れない) 

 
レゴブロックの大きさの話でよく登場するのがレゴは1/8インチをベースとして設計されているという話。また、基本ブロック(Brick 2×4)の高さは3/8インチで薄いプレート3枚を重ねた高さと一緒。なんて説明もネット上でよく見かけます。  
 
 
8つの凸部(ポッチ/スタッド)のあるブロック(Brick 2×4) 
たしかに薄いプレート3枚を重ねた高さと一緒です 

 

でも なんでインチ表記? 

 

レゴはデンマーク生まれの玩具なんだからインチじゃなくメートル法でしょ 

インチなんて使ってるのはアメリカだけといっても過言じゃない  

 
だってさ 

これはレゴブロックの基礎版と呼ばれるプレートなんだけど、このスタッド(凸部)の間隔は8ミリグリッドなんだよね  

 

縦方向にも横方向にも8ミリグリッド!

このグリッドがインチ刻みなら納得するけど完全にぴったり8ミリグリッドだからね。 

 
8mmグリッドという基本があってのブロックサイズだと思うんだな  

 
スタッド(凸部)と薄いプレートは同じ1/8インチだからスタッドの間にプレートをはさめるというのもどこかに書いてあったけど同じならスルっとはずれちゃいます 
試してみればわかるけど、少しチカラ入れてはめこむ感じ。これもスタッド間の長さのほうが短くなきゃこうはなりません 

もしかして、アメリカのレゴ好きがレゴブロック(単品)を計測して自国の大好きなインチ表記にしたのが広まってしまっただけじゃね??? 

 
どうにもそんな気がしてならない 
今日この五郎丸 、、、  

 
 

レゴブロック(Brick 2×4)のサイズを計測

いうことで今回、デジタルノギスを使いつつレゴブロックの数値を割り出してみました。年代によってブロックサイズが変更されている可能性もあるので2016年の計測値ということにしておこうか 

 

刮目せよっ 
 
これが完全なるレゴブロック(Brick 2×4)のサイズだ!!!  

とりゃあ 
 

 
基本ブロックの大きさは 

ズバリ 

長辺 31.8mm × 短辺 15.8mm

短辺が31.8mmの半分の長さじゃないことに注目!
あと、赤い色の数値 8mm、4mm、3.9mmにも注目していただきたい 

8mmの半分だから4mmというのはわかるけど端の部分だけ0.1mm短い3.9mmになっています。これはレゴブロックの基礎版にブロックをはめこんだときブロック同士には必ず隙間ができるサイズにしてあるため。 

 

隙間があるから遊びやすい

ひとつのブロックで0.1mm短いので 
ブロック同士の隙間は0.2mmとなります 

あえて隙間を作っているため遊びやすいわけです。 

 
仮にタテの長さがヨコの長さの半分の15.9ミリだった場合タテに2つ並べると31.8ミリになり、計算上はピッタリ正しく思えるけど、それだと隙間がなくて、ブロック玩具としては遊びにくい設計になってしまいます。ブロックがきっちりと短辺の2倍という値にはなっていないのはそんな理由です。

 
オモテ側のスタッド(凸部)の直径は他のブロックも共通だと思うけれど、ウラ側の壁の厚さは例えばブロック共通の数値ではありません。例えば薄いプレートなどは壁の微妙なひっかかりラインが無く基本ブロックと呼ばれるブロックより少し厚い壁になっています。 

 
とりあえず 

レゴは8mmグリッドでブロック同士の隙間は0.2mmということだけ覚えればOK!  

 
じつは、、 これはダイヤブロックも同じことが言えます 

 
というのも 
ダイヤブロックのサイズは一般には長辺32mm × 短辺16mmと言われているけれど 
実際に計測すると、もっと小さくて長辺と短辺はレゴとまったく同じサイズ。 

正確なサイズに関して言えばナノブロックもパッケージには最小ポッチがわずか4mm×4mmと記載されているけれど、実際に計測してみると3.85mm×3.85mmで、隙間ぶん小さく作られています。 

話を戻すと、、 

 
ダイヤブロックの正確なサイズは 
長辺 31.8mm × 短辺 15.8mm 

 
ん、レゴと同じサイズ? 

なんてこったい!! 小数点に至るまでレゴと同じサイズ!?  

 
ちょっと偶然してはこれは、、、 
おいおい大丈夫なのかという気がしてくるけれど 

8ミリグリッドという間隔で作ろうと思い至れば、遊びやすさを考えて必然的にブロック同士の隙間は必要になってくるからね 

 
間隔は8ミリにしよう →  よし、隙間は0.1ミリだな 
これで、同じサイズのブロックの出来上がり!  

 
ちなみに両者のブロックの高さ、ウラ側の構造、凸部の直径も微妙に違います。
それにタテとヨコは同じサイズでも両者に互換性はありません。

なので偶然でしょう、、、 うん。 

 
 

以上、サイズブログ調べでした☆ 

 
 

おまけ

レゴのシリーズ一覧  

左上から下にいくほど対象年齢が高くなります。お子様の誕生日やクリスマスなど、どれをプレゼントしようか決める際にどうぞ。AmazonのLEGO製品レビューは子供をもつ親が素直に感想を書いていて、イタズラ投稿などで荒らされていない印象ですので参考にしてよいと思います。


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