ポラロイド社[Polaroid]の未来

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ラロイド社が 
インスタントフィルムの生産を終了するというニュースを聞いたときは、 
さすがの冷静沈着な管理人も人並みにあわててしまった。 
どの店も売り切れで余計焦ったさ。 
 
でも、話によるといまは一時的に在庫が無くなっているだけで、 
フィルムの生産もやがて追い付くらしい。(なんだ、一安心~♪) 
とはいえ、フィルムなんだから品質期限がある。(やっぱり、涙) 
 
そうなるとやはり、 
管理人の愛機680を使えるのもあと数年なのか、、、 
 



 
いやいや、そんなことない。 
値段は高いけどすでにオリジナルカラーの 
600フィルムを製造しているところもある。 
それに、他社企業がポラフィルムの製造を引き受けてくれるに違いない! 
と楽観的に思っているのさ。(期待してます) 
 
 
 
はっきりいって 
SX-70フィルムが生産終了になったときには納得できたけど、 
今回のように600フィルムまで含めて 
完全にポラフィルムの生産から撤退するとは考えもしなかった。 
ポラといえばインスタントフィルムの代名詞だし、 
ポラの無いポラロイド社なんて想像できなかったさ。 でしょ? 
 
 
そのデザイン性の高さ、センスのよさ、 
ポラロイド社は世界中で愛されてきたブランドだと思う。 
 
 
 
 
SX-70、680、690などはいまでもカッコイイ。 
昔の神の目デザインのパッケージとともに 
いつか復刻してもらいたいと願っていたよ。 
(前にビックカメラで受けたポラロイド社のアンケートにもそのことを書いた。 
ちなみにこのときの謝礼金は2千円也)
 
 
 
け れ ど も 、 
 
突然、フィルム生産から完全撤退ときた。 
フィルムの生産終了を決め、自らが生み出したカメラ達が 
ガラクタになるという結論を下したポラロイド社。 
 
 
 
なに考えてんだ! ポラロイド!!! 
ふざけんなー! ってな感じだ。 
 
 
インスタントフィルムあってのポラロイドだろうがっ! 
 
ただの家電メーカーになってどーすんだっ! 
 
ポラを捨てて生き残れるわけないだろーがっ!
 
 
 
と思ったね。 
ポラ好きなら当然な反応だよ。 
 
 
減少傾向にあるとはいえ、 
フィルム生産を続けてゆく手もあったのに、 
世界中のポラファンを落胆させ、 
完全撤退を決めたのはなぜだ? 
 
 
 
 
 
理由がみつからないと 
ホントにガッカリなんだけど、 
 
 
 
やはり、 
そう決断させるだけの 
理由がポラロイド社にはあった。 
 
 
 
大きな犠牲を払う価値を秘めた、 
スペシャルな切り札。
 
 
 
 
この世にポラロイドフィルムが登場したときのように、 
世界に衝撃をあたえるであろう新発明。 
 
ポラフィルムに終わりをもたらし、 
今後、ポラロイド社の救世主となりえるもの。 
 
 
 
 
それが、 
 
 
 
「ZINK Paper」 
 
 ゼロインクペーパー 
 
 
 
 
インクを使わずに写真をプリントできる紙。 
 
その名の「ZINK」とはゼロインクのこと。 
印刷にインク不要という画期的な「紙」だ。 
 
 
 
この「ZINK Paper」は正確にはポラロイド社の発明ではなく、 
ポラロイド社にいた人達がつくった新会社の発明。(会社名:ZINK Imaging社) 
※ポラロイド社の社内プロジェクトとしてスタートしたものの米国ポラロイド社が破産。その後も研究を続けようとプロジェクトのメンバー達が集まり、権利を買い取って新会社「ZINK」を設立した。 
 
なので、「ZINK Paper」の権利は「ZINK」側にあり、 
製品の製造をポラロイド社が担当するということになる。 
 
 
すべては「ZINK」次第なわけだけど 
なんにせよ、これにポラロイド社は賭けている。 
つながりの深さから「ZINK Paper」の使用を 
ポラロイド社が独占することも考えられる。 
 
 
 
  
 
まずは第1弾として「インク不要のプリンター」が 
2008年度内に米国市場に登場する。 
いずれはプリンター内蔵カメラも登場するだろう。 
 
■プリンターサイズ 縦120ミリ×横72ミリ×高さ23.5ミリ 
■プリンター予定価格 150ドル 
■プリンター予定重量(電池含む) 8オンス(約227グラム) 
■専用「ZINK Paper」(10枚)の予定価格 2.99ドル 
■専用「ZINK Paper」のサイズ 
2インチ×3インチ(49.6ミリ×76ミリ)
 
 
  
  
裏面はシールになってます。  
 
 
紙自体のサイズは 
フジフィルムの「チェキ」フィルムより小さいけれど、 
プリント領域が全面なので、画面サイズは「チェキ」より少し大きくなり、 
ジョイカムやヒッパレーで使われている「ジョイカム500」フィルムと 
画面サイズは同じくらいの大きさになる。 
そして、1枚あたりの値段はポラフィルムより格段に安い! 
 
 
 
 
 
 
とうとう、 
フィルムから、紙へチェンジ。 
 
 
 
 
ポラロイド社をうらむ気持ちも少しありつつ、 
これに賭けたポラロイド社の未来に期待したい。 
 
 
 

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